野呂邦暢の小説を読んだ!
野呂邦暢の小説を読んでいる。昔、「草のつるぎ」を読んだだけで、ちょっとぼくには合わないかな・・・と思っていたのですが、今回、いろいろなものを読んで、感動! 地味ではあるが、確かな作家ですよ。「鳥たちの河口」「四時間」「世界の終わり」「ロバート」「棕櫚の葉を風にそよがせよ」「十一月」「水晶」「日常」「朝の光は・・・・・・」「白桃」「日が沈むのを」「壁の絵」と立て続けに読みました! だいたい、芥川賞を取った作品は意外とつまらないものなのかも知れない。野呂邦暢も「草のつるぎ」で芥川賞をとったのだが、たぶんそれより、「鳥たちの河口」の方が数段いいと思われる。実績があって、そこで新たに評価されたものが芥川賞になるのかな・・・。又吉さんの「火花」は読んでないけど。読もうかな。それはそうと、なんでこういうすばらしい作家が読まれないのか?(ぼくも今まで読まなかったけどね)もっともっと多くの人に読んでもらいたいとおもうよ。阿部昭も島尾敏雄も小川国夫も山川方夫も・・・他にもいっぱい・・・! そんなことを考えてたら、現代詩なんか、もっと読まれてないかなと思う。ああ、人生を左右される文学に、もっともっと出会いたいなああ
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